粘土に命を吹き込む

桜工房の主任職人、田中悠子。笑顔で粘土細工の作品を持つ.

主任職人:田中 悠子 (Tanaka Yuko)

桜工房は、私、田中悠子の長年の夢と情熱から生まれました。幼い頃から日本の豊かな自然、特に桜の儚くも美しい姿に魅せられ、その美しさを永遠の形として残したいという思いが、粘土工芸の世界へと導きました。

東京・東五反田の一角にひっそりと佇む桜工房は、手作りの粘土工芸品を通じて、日々の暮らしにささやかながらも確かな彩りを添えることを目指しています。私たちは、粘土という素材が持つ無限の可能性を信じ、一つ一つの作品に職人の魂と細やかな感情を込めています。

本で古くから愛されてきた四季折々の花々や自然のモチーフを、独自の技法で粘土に表現する。それは、ただ形を作るだけでなく、その花が持つ生命力、質感、そしてその瞬間しか見ることができない美しさを、観る人の心に語りかけるような作品として昇華させる作業です。

私たちの工房では、伝統的な技術に加え、現代の感性を取り入れた新しい表現にも挑戦しています。素材選びから、手のひらでの繊細な造形、そして色彩の調和に至るまで、一切の妥協を許しません。東京の喧騒の中にありながら、工房の中は穏やかな時間が流れ、訪れる人々にも心休まるひとときを提供します。桜工房の作品が、皆様の日常に優美な日本の美意識と温もりをもたらすことができれば幸いです。

桜工房・一同

工房の風景

私たちの作品が生まれる場所。職人の手仕事と静かな情熱が息づく空間をご覧ください。